カテゴリ:今日の1枚( 82 )

wig smith - a means of escape through a hedge

d0007234_1475462.jpgコラ!まず興味を惹かれてしまうのは、wig smithの使う『コラ』というアフリカの楽器。でっかいボウルに皮張りのボデーに、沢山の弦(細かいことを言うと21本)を張った竪琴的な形をしています。数年前なぜかイギリスはリヴァプールの街中で見かけたことがあり、ストリートミュージシャンの奏でるそれは、とても透明な音色で驚いたものです。

で、そのコラに目がいきがちではありますが、曲自体はフォーキーで落ち着いたもので、ヘンに民族音楽に傾倒していないところが好印象。低めの静かな歌声と、それを彩るギターやウクレレ、ピアノ、クラリネットといった楽器たちの同一線上に登場します。まったくもって詰めこみ過ぎないこのバランスがよい。


d0007234_1564518.jpgちなみに、これがコラ。コラを片手に佇むwigさんです。糸巻きの部分を見るとギターのペグが使われていて、なかなかモダーンな造りのもののようですね。

楽器のさらなる詳細は、
ヤマハおんがく世界めぐり
などで見れます。


▼wig smith MySpace
* * *
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by yoshi_nora | 2009-06-14 23:59 | 今日の1枚

goldmund - The Malady of Elegance

d0007234_245449.jpgやっと聴いた!のgoldmund。静かに鳴るピアノ、其処に隠れる打鍵の音、軋むペダル、響く残響音…。ピアノ曲としてしっかり構成される一方で、ひとつひとつ音の余韻をクローズアップした録音オタク的気質を感じます。生々しさに、奏者の息づかいや窓の外の風景まで夢想してしまう(録音場所に実際に窓があったかは知らない)。

これを聴いていると、どんな作業もはかどる。

か、寝てしまうかのどちらかだなー。

という心地よさです。
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by yoshi_nora | 2009-06-14 03:05 | 今日の1枚

V.A. - Karakalpakistan, La Voix des Ancetres

d0007234_3154888.jpgすごいアフロ。ではなくて、これは帽子です。手にしている楽器がキルギスのキル・キヤックを彷彿とさせて気になり手にとった1枚。結果、これはカザフスタンのコブズという楽器で己の浅学を省みる。

内容の方はというと、『カラカルパクスタン』という、ウズベキスタン国内にある自治共和国のいわゆる伝統曲を集めたものです。興味を惹くのは、コブズの演奏をバックに、かなり詰めた喉声で歌う曲が幾つか見られるということ。 (こういうことに反応してしまう一種のビョーキとお考えください)

いわゆるホーメイ的に倍音を極端に取り出すことはやっていないものの、口の中であえあえやっていたりする部分も見受けられます。なかなか良い声。

ところでこのアルバム、CD+DVDという内容になっておりまして、前述のような喉声歌唱も2曲ほど観ることができます。ロシア系の血が強そうなルックスで協力な喉声を出されるとなかなかインパクトが強い。(残念ながら、YouTubeでは関連動画を見つけられず)

これがキッカケで知ることとなったカラカルパクスタン音楽、俄然興味が涌いてきましたがなかなか情報を見つけることができず。むーもっと知りたい。ご存知のかたは教えてくださると大変喜びます。
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by yoshi_nora | 2009-05-07 03:16 | 今日の1枚

二〇〇九年

d0007234_2119369.jpg

あけましておめでとうございます。
つたない内容のブログではございますが、
今年も細々と書き綴っていければよいなと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


★ ☆ ★ ☆ ★


気がつけばもう2009年。皆さんいかがお過ごしですか。ぼくは年末年始は苦手です。お休みできるのは嬉しい反面、毎年ダラダラしてしまって調子を崩してしまうのですよね(←自分がイケナイだけ)。寝る、食べる、テレビ観るのサイクルを繰り返しくりかえし、、、TVKで毎年放送されている『劇場版機動戦士ガンダムI〜III』を毎年観ている自分。

一方で、人気の少ない街と冬の冷たい空気とが相まった静けさはなかなか好きだったりします。これはほんと、この時期だけの落ち着きといった感じ。テレビにも飽きてきたので、音を消して棚からCD引っ張り出して音楽を流しています。


★ ☆ ★ ☆ ★


d0007234_2122116.jpgFlying Saucer Attack - Further
非音楽というか環境音楽然とした一面を指してアンビエントとか、時に訪れる轟音を指してシューゲイズとか形容されたりもする彼ら。個人的にはどちらの表現もピンとこなかったりしますが、


物音であるのか音楽であるのか、
(単純に物音コラージュという意味ではなく)
音が大きいのか小さいのか、
遠くで鳴っているのか近くなのか、

という不安感にとろけそう。全編を通して鳴る小さなホワイトノイズに、厚く雲が垂れ込めた空もしくは光が届くか届かないかの深い海を想像して止みません。これを聴きつつステキな初夢を見たいなっと。

ではでは。
あらためて、
本年もよろしくお願いいたします。
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by yoshi_nora | 2009-01-01 21:26 | 今日の1枚

くどうなみお - はるのあめ

d0007234_51258100.jpg工藤波夫によるピアノ弾き語り。工藤冬里/礼子夫妻のご長男で、、、、という肩書きは全くいらぬ素晴らしい内容です。繰り返しくりかえしクリカエシ、じいっと聴いてしまうこの感じは読書のそれに近いのやもしれませぬ。




d0007234_5131065.jpgところで、工藤波夫さんはデザイナーとしても活動してらっしゃるようで、5月に愛媛は松山で行われます『ライヴ・アースまつやま』のマスコットもデザインされているようです。

このライヴ・アースまつやまですが、工藤冬里やアヤコレット、朝崎郁恵などなどの出演とのことで、できることなら観に行きたい。




▼おまけ:
YouTubeに告知動画がありました。
アヤコレット×工藤冬里!
http://jp.youtube.com/watch?v=n475NHnu84M
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by yoshi_nora | 2008-04-22 05:35 | 今日の1枚

mamimi fouksong - mamimi fouksongs

d0007234_1519468.jpg帰り道。高円寺はサンレインレコードでいろいろ視聴していたときにたまたま耳にしたコレ、あまりに好みド真ン中で即連れて帰りました。歌モノで、微細に鳴る楽器の音、声。モノクロームにほんのちょっとだけ色彩がのったような。忙しく歩き回る日常からちょっと遠のきたいときに、ヘッドホンで小さい音で聴くのです。


▼関連リンク:
mamimi fouksong
MySpace
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by yoshi_nora | 2008-03-15 15:21 | 今日の1枚

jimi hendrix - blues

d0007234_2362565.jpgジミヘン。月並みですが、永遠のアイドルのひとりでございます。これはジミのなかの『ブルース』に特化した編集盤で、代表曲Red HouseやHear My Train Comingからブルースのスタンダードナンバーやらが収録されています。・・・って改めて言うまでもなく、ジミの曲は全てがブルース=彼の自己表現であると思ってたりします。


なんでいま急にコレかといいますと、

d0007234_2454858.jpg

http://www.youtube.com/watch?v=SKaLqATmm3g

これこれ。
『blues』1曲目にも収録されております、12弦ギターによる弾き語り。
当時、好きで好きで繰り返し聴いていたなあ。なつかしい。
今観ても当然かっこよすぎるのであります。
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by yoshi_nora | 2008-02-19 23:59 | 今日の1枚

Vote Robot - In Meorm NA

d0007234_1635682.jpgはい、ジャケ買いです。カナダのエレクトロニカデュオによる通算2枚目となる(らしい)アルバム。細かな粒の電子音とノイズの粒々で彩られております。全編楽器や自然音、動物の声などを素材として、ラップトップを使わずにテープ/ミキサー/ターンテーブル/アナログシンセなどで構成されている、らしい。

といった手法も今となってはさして目新しくもなかったりしますが、音作りも一種独特の空気がありまして。内容の方は全くもってポップではないですが、断片的な囁きのようなノイズが鬱蒼とした森の中、光が少しだけ届く海の底。などを想像してしまいます。(妄想とも言う)

最近は一部を除いてエレクトロニカちっくなものから遠のいておりましたが、これはヒット。がっちりココロ掴まれウットリでございます。

d0007234_16203711.jpgちなみに中ジャケには森の中に腰を下ろすメンバーと動物たちの写真のコラージュ。絶妙にイケてなくて心洗われます。

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ラップトップを使わずに行うライブ、
ルックスも相まってぜひ一度観てみたいです☆
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by yoshi_nora | 2008-02-10 16:27 | 今日の1枚

V.A. - Cambodian Rocks

d0007234_240822.jpg失われし60s~70sのガレージロックコンピレーションfromカンボジア。

カンボジア?

カンボジアです。当時のミュージシャンの音源を(勝手に)コンパイルした珠玉のセレクトで、演奏者も曲名も不明でクレジット無しというバイオレントさ。しかしながら、それでも出す熱意の通り、内容はとてもスバラシー。ブッリブリのサイケ/ガレージ、ゴーゴー!+歌はアジアン歌謡という様相を呈しています。当然混沌。

この混沌は、そのまま当時の時代背景を映していた、、、、かは定かではないが、当時の内戦において、彼らミュージシャンはことごとく弾圧を受けていたという。事実、このコンピ参加のミュージシャンの方々もそれで命を落としているとのこと。それでもなおロックという表現活動に身を投じていた訳なのです。

陽気な音楽の裏に込められた悲壮な決意を思うと神妙な気持ちになったりしますが、その歴史をしっかり心に留めておくとして、それはそれ。これを聴いている間だけは、音楽そのものを楽しむ方がきっと喜んでもらえるのではないかと、至らないぼくなりに考えてみたりするのです。

ところで、先ほど『クレジット無し』と書きましたが、このアルバムを基にカンボジアン・ロックシリーズ×3枚がリリースされています。ぼくはまだ未聴ですが、そこにはライナーやクレジットも入っているとのこと。カンボジアン・ロックを深く掘り下げるのに最適。

☆ ★ ☆ ★

で、これらの音楽/歴史を題材とした映画、『Don't Think I've Forgotten』というのもありまして、公式サイトではいくつか試聴もできます。

http://dontthinkiveforgotten.com/

また、この映画の予告ビデオもYouTubeにありまして。
d0007234_315411.jpg

http://www.youtube.com/watch?v=jWkI_qpqGio

アルバムの空気感を感ずることができます。

しくろーぅ。
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by yoshi_nora | 2008-01-21 23:59 | 今日の1枚

The Red Krayola with Art Language - Sighs Trapped by Liars

d0007234_0535333.jpgむかしむかし、ぼくがまだ学生の頃にはガレージ/サイケデリックな音楽が(あ、リアルタイムではないです...自分の中で)大ブームで、その時にレッド・クレイオラのファーストを聴いて「なんじゃこらー」と思い、いかにもなジャケに惚れ惚れとして、メイヨ・トンプソンのソロを聴いてズレズレ感に見舞われたりしながら青春を過ごしました。

と、その後サイケデリック畑を卒業して(というか派生して)、Flying Saucer AttackやらSpacemen3などを聴きだした辺りから友達がぐっと減っていった訳ですが(これをリアルsonicboom病という)、それはそうと、レッド・クレイオラに関しては『メイヨ=変人』というひとつの印象だけが残りました。

そして現在。忘れた頃に聴いてみて、やっぱり変人だったことを再確認したのが前作『Introduction』。どういうつもりなんだ一体、という憧れを抱く。

で、この度クレイオラの新譜ということで、得も知れぬ嬉しさをもってお家に連れて帰る。

あいっかわらず前置きが長くなってしまいましたが、あれです。レッド・クレイオラの新譜買いましたよって話です。前回『Introduction』の布陣をベースに、Art & Languageとのコラボ/詞もArt & ~ が用意/ジム・オルークが一枚噛んで/メイヨさんは歌わずに女性Vo.をメインに立てて、、、てな感じのアルバム。たゆたう女性Vo.の美しさ。空気がとてもしっとりしていて、でも2回転半くらい捻れているような、そんな感じです。この深い空気感はその昔のサイケデリック・ユージックを彷彿とされるなあと布団のなかで考えつつ、ってクレイオラ自身が元々そこから出てきたのではないかと思いぷっと笑ってしまう。

これ、聴くたびにどろどろとやられてしまい、何度も何度も何度も繰り返して聴いてしまう秋の夜長。なのでした。
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by yoshi_nora | 2007-11-05 23:59 | 今日の1枚


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★3月下旬のタルバガンによるワークショップは中止にしました。日を改めて開催しますので、ご興味ございましたらお問い合わせください。

★のびやかなおんがくを奏でます。fokcea crispaはこちらから
♪♪♪♪♪

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