カテゴリ:2009ブータン( 23 )

3/22(日) その2 ブータン入国、空港外からパロ・チュを臨む

『××× or chicken?』

はっ?

ドゥク・エアの一幕。機内食についてのやり取りで、元々英語に不自由なうえに機内の騒音で2度聞き取ることができず、それほど執着もなく、潔く諦めて「chicken, please」と。出てきたチキン料理は…あれれ、チキン入ってないや、チキンすらヒアリング間違えるか自分。と、よく見るとメインの皿の端にハムが1枚。チキンハム!これか…!と納得。なっとく?

ちなみに正解は、『vegetarian or chicken?』でした。vegetarianすら聞けない自分の語学の浅さを省みつつ、帰りは元気よく「vegetarian!」と言おうと心に誓う。



いよいよ空港に着くところで、両替について考える。ブータンでは『ヌルタム』という通貨が利用されているが、一方で米ドルも多くのところでは使えることと、再両替の手間を考えると便利らしい。とりあえず現地通貨は勿論持っておきたいので、成田で両替したドルの一部を両替しておこうと思う。ちなみに、隣国インドとの関係からかルピーも一応OKで、ヌルタムとルピーは等価の扱いとのこと。

などと考えているうちに、窓の外の景色はがらりと変わっていた。荒涼とした印象を受けるダッカ空港周りとは打って変わって、緑を蓄えた山々が広がり、更にその合間にぽつぽつと民家を見ることができる。まもなく到着という機内アナウンスと共に、飛行機は低空飛行で山間を抜けてゆくとその先に空港があった。

ガツンッ…!
(ざわざわ)

若干どよめきが起こる刺激的な着陸で、遂にパロ国際空港へと降り立った。



タラップから機外へと降り立つ。広々とした滑走路とその端に建物がぽつん、あとは軍用機と思しき飛行機が控えめに居るくらいの此処は、ブータン唯一の空港。ブータン伝統建築を模した空港建物が目をひく。

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ほえー、っと辺りをひとしきり見渡してから入国手続きへ。入る建物はひとつで迷うことはない。中に入ると、入国審査と税関待ちの行列(といっても、先ほどの飛行機に乗っていたひとくらいだが)となっている。パスポートと入国ビザを片手に行列の末尾に着く。

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ブータンでは、国内外いずれかの旅行会社と契約の折に入国ビザを手続きしてもらいます。ブータン旅行のシステムはなかなか独特なものを持っていて、個人手配で入国手続きをすることができません。旅行者は必ず旅行会社と契約し、事前に旅行プランを立てて滞在中にどの街に訪れるか提出などの手続きを経て入国許可を貰っておく必要があります。また、旅行に際しては国で旅行の公定料金が定められており、旅行者は滞在日数×これを支払い、旅行会社はそこから遣繰りして一定の金額を国に納める、といった仕組みになっています。少々ややこしいですが、

「事前にお金を払う代わり、滞在中のホテル代、食事代、ガイド&ドライバー代、車代が全てその中に含まれる」

といった形になります。そう、必ずガイドと車がもれなく付いてくるのです(その旨を伝えれば、勿論単独行動も可能)。比較的割高になるものの、なかなかゴージャスな感。

但し、ガイドは団体でない限りは(費用の都合から)まず英語ガイドとなるようです。ぼくは英語に不自由ですが大丈夫かしらん。とりあえず気合で乗り切ろうと思う。



話は戻って、入国審査。前述の通り、事前に審査してビザを貰っているので、手続きを済ますだけといった感じです。ただ、のんびりやっているので時間はかかる。

入国審査が終わると、次は税関。ここでは一言「あなた煙草吸います?」。ブータンは煙草の販売自体が禁止されており、国外からの持ち込みは止められることはないが、その代わり関税が掛けられるという。ぼくは煙草吸わないので、その旨を伝えるとあっさり終了。

税関を抜けると、そこは空港ロビー。右手に両替所があり、そこで幾らかをヌルタムに両替した。空港玄関を出ると、ぼくの名前を手にしたガイドの男性がひとり。

「yoshi_noraさん?」
「あ、はい」

(ここから先、滞在中の会話はぼくの拙い語学力を豊富な想像力で補った意訳とお考えください)

いやー、なかなか出て来ないからどうしたのかと心配したよ、と言いながら荷物を車に積んでくれて程なく空港を後にした。ガイドはウゲン、ドライバーはタシと自己紹介を受ける。ブータン旅行を最大限に楽しんでもらうために努力するので、何でも言ってくださいね、という頼もしい言葉。



空港を出て、すぐ近くの街パロへと向かう。空港から街沿いへと『パロ・チュ』が流れる。『チュ』とは川の意らしい。パロ・チュの先を見やると立派な建物が。『ゾン』という、お寺と政府施設が同居し、国の行政の拠点となっている建物。パロ・ゾンは旅程後半に見学予定のため(これもまた事前申請が必要)、今は外観のみ。見るほどに独特で不思議な建物だ。近隣の家屋なども全て、似た感じのブータン建築で統一されている。…と、これはブータンでは一般的で(国で建築基準がある)、程なく目が慣れて何の違和感もなくなってゆくのだが。

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そしてパロの街へと入っていく。「信じられないと思うけど、此処はブータン第2の都市だよ」。ふーん。あ、あまり何も無いかしらん、と思っていると、「この先、他の街を見るとよく分かるよ」。

パロの街に入ったところで、広場がなかなか賑々しい。あれはなにをやっているのだろう。

つづく
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by yoshi_nora | 2009-05-15 23:59 | 2009ブータン

3/22(日) その1 早朝のバンコクからブータンへ

起床は朝3時。眠い目を擦って風呂に入り、4時にはホテルを出発して空港へと向かう。なんなくチェックインしたものの、時間がもうちょっと遅れると、家電を大量買いしたインド人の列に巻き込まれるらしい。この時間でも大きな液晶テレビやらなんやら、でっかいダンボールを複数キャリアに載せて運ぶひとをちらほら目にする。

出国審査の列に並び、順番を待つ。もうそれなりに行列ができている。やっと自分の番…と思いきや、出国カードを書き忘れてふり出しに戻る。ぼけ。気をつけなきゃ。

再度並んで手続きを終える。飛行機が発つまでの間、時間を潰さないといけないのだけれども、やはり早朝。空港内の売店も勿論軒並み閉店中なので、なにもやることが無い。ホテルでもらった朝食のお弁当を食べることにする。空きベンチを見つけて腰を下ろし、ホテルでもらった袋をあける。

ぱかっ。

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…。


見た目とおり(おい)、美味しくはないです。早々にお腹に流し込んで食事を終える。ぶらぶらと広い空港内をぶらついているうちに、時間が近づいてきたので搭乗ゲートへと向かう。金属探知等々セキュリティチェックを受けてから、ふたたびベンチでゆるりと休む。現在6:00。10分後には搭乗予定だが、一向に動き出す気配はない。何分言葉にも不自由なので、間違えたのかしらんと不安に思いつつも、ゲートにある、『KB131 PARO』の文字でまあ大丈夫だろう。(ブータン着は、パロ国際空港)

その後、大分経ってから搭乗。バンコク~パロ間は1日に1往復とのことなので、まあこんな感じなのだろう。ゲートから搭乗…と思いきや、そのままバスに乗って運ばれる。着いたその先には、ブータン国営の航空会社ドゥク・エアの飛行機が待っている。

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…小っさ!

当然ですが、シンガポール航空とは規模がおおきく異なる。後部タラップから直接搭乗すると、民族衣装を纏ったCAさんのお出迎え(あとで知ることになるが、実際は民族衣装を模したものだった)、なかにはブータン民謡が流れている。席に落ち着いてほっと一息。ここまでは想像つく範囲だが、この先は一体どのような感じなのだろう。ほどなく出発のようだ。

ぐいーん!と小さいからか、飛びたつ時の加速感も分かりやすい(気がする)。機内には、別の日本人観光客もちらほら。勿論西洋人の観光客も。あとはインド人でぎゅうぎゅうです。今回は急に思い立って渡航を決めたために飛行機の確保が心配でしたが、よかったよかった。早速出されるサンドイッチを(さっき食べたばかりだが)いただきつつ、窓から外を眺める。

2時間ほどの後に(時間の記憶が曖昧)、手前のインドはダッカに到着。インド人さんたちは大荷物を抱えてごっそり降りてゆく。客層ががらりと変わり、なんというか静寂が訪れました。このまま、約1時間でパロに到着。いよいよです。

この時点で朝の9時。長いながいブータンでの初日の始まりです。

つづく
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by yoshi_nora | 2009-05-14 06:13 | 2009ブータン

3/21(土) ひとまずバンコク。時差を見誤る

ブータン旅行当日。…コタツ寝してしまいました。あわてて起床し、途中までだった荷物纏めを行う。今回は忘れ物を現地調達ということが難しそうなので、漏れが無いように点検々々。朝早くに駅へと向かう。新宿駅から成田エクスプレスで成田空港へと向かう。

電車のなかにて。目覚まし時計を忘れたことを思い出す。この日のために白木屋でもらった特製目覚ましを用意したのに、と残念に思う。(白木屋時計=ここでしか使い道がない)

成田空港。両替しておこうと両替所へ。現地では食事やホテル代などは掛からない(支払済み)なので、あまり使わないと思われるが、買い物も考えてある程度の額を小額紙幣中心にドルに換金しておく。その後、出国手続きをして飛行機へ。

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今回は初のシンガポール航空です。評判よいので期待して乗り込みましたが、ちょっと妄想が過ぎました。機内食を和食にしたところ、濃いーあんかけたっぷりの親子丼にやられる。

正味7時間のフライトはやはりツライのですが、目の前のモニターでゲームボーイライトが遊べるようになってます。DSではなくゲームボーイ。声を出しそうになるのを堪えて身悶えしつつ、黙々とマリオをやってみる。

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しばらくは海と雲の世界が続いていましたが、ふと目をやると、遠くしたに広がるはベトナムの地表。点々と散らばる家々や、すっと伸びる幹線道路とその上を細々と行き交う車を目で追う。

バンコク着。空港は新しめで大分綺麗です。荷物を受け取り、出口でガイドさんと合流して空港近くのホテルへ。翌日未明にはブータンへと発つため、たった8時間程度の滞在です。

…と思って気を抜いておりましたが、時差の表記を忘れておりまして。更に飛行機も予定時間より早く着いた関係上、微妙に市内へ繰り出せるのではないかという時間でした。微妙に。ちゃんと下調べしておけばよかった。

d0007234_23425217.jpg結局、持ち前の行動力の無さを棚にあげつつ、明日に備えて、まあいいやとホテルに居ることにしました。うたた寝しつつ観ていたテレビで流れてきた女性の民謡的な歌声が心地よく。誰だろうと思いつつ、結局誰かは分からず終いのまま、うとうとと眠りにつくのでした。

つづく
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by yoshi_nora | 2009-05-05 23:45 | 2009ブータン


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★3月下旬のタルバガンによるワークショップは中止にしました。日を改めて開催しますので、ご興味ございましたらお問い合わせください。

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