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キルギスから帰ってきました

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無事に帰国しました。最後にお腹をこわしてしまったので無事ではありませんが、概ね無事ということでひとつ。今回の旅はいつになく人との距離が近く、とても充実したものとなりました。その分、旅行記が書きづらくもなりますので、今回はばあっと纏めてしまおうと思います(というか、ブータン編を早く終わらせるべきという)。

体調崩すことで、周りのかたがたにご迷惑をお掛けしたのが反省点。以後気をつけようと心に誓う。お世話になりました皆々さま、本当にありがとうございます。

コムズ&口琴も、無事に習ってくることができました。楽しい!そして、コムズ製作者のオロゾバイ氏よりおニューのコムズも購入…。ふふふふ。

とりいそぎ、生きていますというご連絡まで。
それでは、ごきげんよう。
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by yoshi_nora | 2009-09-23 23:59 | 日常

お知らせ * キルギスへ行ってきます

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明日の9月12日から23日まで、キルギスへ旅行に行ってきます。
旅行ついでに、弦楽器コムズ(写真上)と、
キルギスの口琴テミル・コムズも習う予定です。

って。
春のブータン旅行が全然纏め終わってないのに。
(完全に怠けてしまって。遅過ぎです)
これは旅行中に手書きで纏め終えておこうと思います。

帰国後にブータン旅行記は怒濤の進行を見せて完結し、
そしてキルギス旅行もガツガツ旅の備忘録を纏める。纏めたい。
今回の遅筆を反省として、旅行中から手書きで頑張る。

さてさて、どうなるかしら。

それではしばしの間、ごきげんよう。
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by yoshi_nora | 2009-09-11 23:59 | 日常

3/24(火) その3 牛さんピンチ

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復路…の前に、ジャカルもといチョコルの街を少し歩く。川の近くに佇むこの街は、ブータンの他の街と同じく然程広くもない。てくてく歩いていくと、本当に10分程度で街外れにまで来てしまう。途中で土産屋さんで幾つかお土産を物色し、いよいよ西へ引き返すことになる。



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復路に差し掛かったところで、早速停車。往路で見た学校は、授業中なのか校庭に人はおらず静かだった。この辺りはチュメというところで、ここは織物で有名な地域だ。中でも観光向けに商品展開をしている有名なお店に立ち寄る。店の軒先で織物を実演して見せるところが特長とのことだ。商品はというと、値札がついておらず、値段を尋ねるといちいちふっかけてくる点が煩わしい。壁に掛かるダム・ニェンの方が気になる。ここでもお土産を幾つか物色して後にする。



再びヨトン・ラへと足を踏み入れる。往路はすわ、と身構えていたが、復路はすっかり油断して、疲れもあってうとうとと越えていく。

と、山道の先のカーブで車が数台停まっている。人が集まって来ているようだ。なんだろう…と、道端に目をやると、壊れたガードレールの鉄筋の骨に、牛が引っかかってしまっていた。道側の高台からちょうど踏み外してしまっており、宙吊りになっている状態だ。慌てて車から降りて、皆で鉄筋部分を力ずくで下に折り曲げる。えい、えい、とやっていると少しずつ曲がっていき、牛は地に足を着けた。今度は引っかかったところを外してやると、牛は「あー恐かった」とばかりに、のそのそとその場を離れていって、まるで何事もなかったかのように草を食み始めた。

ちょうど眼の辺りを引っ掛けていたので気になったが、瞼のところだったようで、眼は大丈夫で一安心する。(などと言っているが、ウゲンとタシが素早く行動したおかげで助かった。ぼくはあまり役に立っていなかった)

牛さんがピンチを切り抜けたことと、自分が此処に旅行に来て丁度その場に遭遇したことを(無駄に)紐付けて考えていたりとしているうちに、またうとうとと…しばらく眠ってしまった。



もし「寝てたでしょ」と聞かれたら、反射的に「いや、寝てないっすよ」と返してしまいそうな、ぐわんぐわんな状態で眠ったり起きたりの狭間を繰り返しているうちに、目的地のトンサの街(往路では通過した)に着いた。もう夕方だ。トンサ・ゾンの見学時間はぎりぎり間に合ったという感じだ。

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トンサ・ゾンは、外観と中庭だけを見ることができた。元々なのか、それとも夕方のお務めの時間なのか、僧エリアの方は拝見することは叶わなかった。壁画を見ながら説明を聞く。



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トンサ・ゾンを後にしてから、トンサの街を散歩した。斜地にひしめき合っているためか、やはりとても狭い。ぐるっと回って、あっと言う間に元の場所へと戻って来た。トンサのカフェで一旦お茶して休憩。

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トンサの街から少しだけ離れた、往路で見た展望台近くに今日の宿があった。宿からも、遠いながらも、ちょうどトンサの街が一望できる形だ。ガイドのウゲンと共に夕食を摂りながら、ゾン・カについて教えてもらう。んーテキストが欲しいな。他にサッカーや野球、クリケットの話など。野球はブータンでは全然知られていないらしく、ルールも分からないと言っていた。クリケットは、隣国インドの影響からある程度知られている。



食事後、部屋へと戻る。水は大丈夫?お湯は出る?トイレは流れる?と気に掛けるウゲンはいいひとだ。おやすみ、と就寝。

つづく
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by yoshi_nora | 2009-09-11 02:21 | 2009ブータン

3/24(火) その2 エンコ詰める

ぶーん…

車は走り去って行った。次の目的地までは車では迂回する必要があるらしく、それでは我々は歩こうじゃないかということになった。

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「その前に…ちょっと待ってて」とガイドのウゲンは道端のお店へと入って行った。後から覗いてみると、日常の雑貨屋さん。お菓子とジュースを買っていた。彼はお菓子をよく食べる。「はい」とライチジュースをひとつ貰った。それともうひとつ。乾燥させたヤクチーズ。とても固い。話のタネに食べてみろということだった。口に含んで、ちょっとずつかじって削っていくらしい。非常に顎が疲れるが、一向に小さくならない。ほおばりながら歩を進める。



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一寸歩いたところで、川にかかる吊り橋が見えてきた。そこから川向こうに渡る。流れる川はとても綺麗だ。川沿いをしばらく歩く。

ガイドのウゲンは、日本の文化に興味があるらしく、話せないまでも会話の合間々々に起用に日本語を挟み込む。「よく映画を借りて見ているよ。DVDで」。「DVD?へー、なんか、イメージと合わないなあ」。「プレステで見てるんだよ」。プレステて!偏見なのだろうと思いつつ、ブータンと聞いて思い浮かぶイメージよりも大分都会だ。

「ヤクザ映画が好き。ニンキョー(ここ日本語)!ヤクザは本当に日本に居るの?」と。ヤクザは任侠、仁義を尊ぶけど、実際は危ないから(無いけど)遭遇することがあったら、気をつけてねといったニュアンスのことを説明するが、英語が不慣れで難しい。「マフィアみたいな」「そう、マフィア」「ワーオ」といったやり取りをしつつ歩く。

日本語をもっと知りたい、ということでワンポイントレッスン。「エンコ詰める」。「???」「cut your little finger」「ワーオ」。と話しながら歩く。

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しばらく歩くと、目的地であるタムシン・ラカンへ到着した。中では少年僧が勉強に励んでいる…と、ちょうど昼休みで休憩になったようだ。中へと入る。本堂へは入ることはできなかったが、ここタムシン・ラカンには15世紀当時の仏壁画が残るという場所だ。痛まないように明かりも点いておらず、懐中電灯を持参して、壁にかかったカーテンを捲って拝見する。

ぐるりと一通り回ったところで、鎖の固まりが置いてある場所に出る。これを背負ってお堂を一周すると、自分の悪気がとれるとのことだ。「重いけど、やる?」。当然、やる。ひいひい言いながらぐるりと回る。これで悪いものは落ちたかしら。



外に出ると、車が到着していた。「次は、Burning Lakeだ」。次の目的地は、メンバル・ツォ。メンバル=炎で、ツォが湖。これ即ちBurning Lakeということだ。何故このような名前が?

曰く、ペマ・リンパの伝説の湖とのことだ(ちなみに、己の勉強不足のため、この辺りから色々な人物名が一瞬混同し始めている)。ペマ・リンパは、パドマ・サンバヴァが隠したとされるテルマ(埋蔵法典)を見つけたひとで、灯りとしてバターランプを持ったまま湖に飛び込み、テルマを持って上がってきた時には、その手に持つバターランプの火は、尚も煌煌と燃えていたという。これに由来してメンバル・ツォという名前がついたという訳だ。



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木々と草とルンダルとが生い茂る道を下っていくと、湖に到着した。水は澄み切っていて、静かななかにせせらぎが聴こえてきて落ち着く。ぼけーっといつまでも座っていたい衝動に駆られる。ガイドのウゲンとドライバーのタシがなにやらこさえ始めた。なんだろう?と覗いてみると、紙で作った船に火を点けたローソクを乗せている。灯籠流しのようなものだ。

「いくよー」と行って放流された船は、ほどなくして転覆した。それが3度続き、残念ながら、我々の船の在庫は切れてしまった。

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来た道を戻る途中、道端に蕨がひょっこり生えていたりした。日本ではこれを食べるよ、という話や、ドライバーのタシに「ハンサム・ドライバー」というあだ名を付けて呼んでみたり、ガイドのウゲンは拾った枝で侍の真似事などをしつつ、車へと戻った。夕べ泊まった宿に一旦戻り、ランチを済ませたのちに、復路の山道を戻って行く予定だ。



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ランチでは、相変わらず辛い現地料理をお裾分けしてくれた。ジャガイモ、チーズ、玉葱、唐辛子を混ぜた料理だ。当然辛いが、やはり美味しい。おかわりおかわり。

ランチを済ませて、いよいよ復路。またあの長い山道を進んでいくことになる。

つづく
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by yoshi_nora | 2009-09-11 01:36 | 2009ブータン

3/24(火) その1 『白い鳥』の街

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朝。火力の調整に四苦八苦した薪ストーブは、すっかり冷え切っていた。電源の供給も不安定なこの地域の宿は、申し訳程度の電球とロウソク、緊急用の充電式ランタンが灯りの頼りとなる。そんな心元ない電球では、例え点けていてもあまり足しにはならないので、既に陽が昇っているにも関わらず暗いままだ。

しかしながら、分厚いカーテンを捲ると、途端に陽光が差し込んできて清々しい。若干の肌寒さを感じつつ歯を磨いていると、窓の硝子を叩く音が聞こえてきた。目をやると、昨晩酔っ払っていた氏が「よっ」と手を振っている。外で同じように歯を磨いているようだ(宿はコテージ風で、ドアを出ると直ぐ外になる)。軽く会釈をして外へ出ると、「さっきワイフに電話してね、いやー!WBC日本勝ったよ!」と嬉しそうだ。(氏は、妻をワイフと呼ぶ)

それはよかったですね、と答える。無邪気に喜んでいる姿を見ると、こちらも喜ばしく思ってくる。たしか準決勝だったと記憶しているが、こうなったら優勝してほしいな、と思う。(その後の結果は、ご存知の通り日本が優勝して幕を閉じた)

氏は昨日のうちにブムタン地方を観光し終わっており、今日は直ぐに西へ戻るとのことだ。ぼくは今日見て回って、そのまま強行軍で西へ戻ります、と話す。夕方前にブムタンを去り、途中一泊して西へ戻る予定なのだ。では、と挨拶して別れる。朝食でまた会うかと思ったが、どうやら先に済ませていたらしく、朝食を摂り終える頃には出発していたようだった。



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朝食は相変わらずのメニューであるが、これまでとの違いがふたつあった。ひとつは、バナナパンケーキ(のようなもの)が出てきたこと、もうひとつは、ガイドのウゲンが辛いものを持ってきてくれるようになった。昨晩のエマ・ダツィをもりもり食べる姿を見て、現地メニュー(当然辛い)も大丈夫と思ったのだろう。親切だ。



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朝食を済ませたのちに一旦部屋に戻り、身支度。ガイドたちとの待ち合わせ場所である、入り口近くの駐車場へと向かう。ちょっと早めに着いたようだ。日向ぼっこしている猫に目をやる。犬は何処ででも目にはいるくらい沢山いるが、猫はさほど多くない…気がする。何故だろう。



ほどなくしてガイドの面々と合流、『ジャカル・ゾン』へ向けて出発した。通常は地名=ゾンの名前がセオリーだが、ジャカルについては、その名前になったのはゾン建設後の話で、その前は『チョコル』という地名だったらしい。何故ゾンはチョコルという名前を使わなかったのか、というと。その昔、ゾンの建築場所を探していた際に、白い鳥が小高い丘の上を旋回しており、それを吉兆としてゾンを建てたという言い伝えがある。そのため、地方の名前『チョコル』とは異なる『ジャカル=(白い鳥)』という名前のゾンになったということだ。

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その名前の所為か、一寸気高くも見える。…が、今日は日程の都合上、残念ながら中の見学ができない。ゾンは今も寺院の他に政府施設としても機能しているので、平日の日中は公務員が就業中のため、入ることができないらしい。ウォンデュ・ポダンでのゾン見学が印象的だっただけに少々残念だが、仕方ない。外観だけ遠めに眺めて通過した。



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続いてジャンパ・ラカンへと移動した。ジャンパ・ラカンは、西部パロのキチュ・ラカン(最終日に訪問した)と共に、ブータン最古の寺のひとつとされており、建立まで遡ると7世紀という長きに渡って、この地に佇んでいる。パドマ・サンバヴァがブータンに仏教をもたらしたのが8世紀で、これらの寺はその前から存在していたことになる。

では、何故ブータン仏教伝来の前に、これらふたつの寺が建立されたのか?というと、その昔、チベット建国の王ソンツェン・ガンポが魔物を封じるべくヒラヤ地域に108の寺を建立したという。そのうちの2つがブータンに存在するジャンパ・ラカンとキチュ・ラカンという訳だ。そのため、他の寺で見られるパドマ・サンバヴァではなく、ブッダ像が祀られている。入り口では、数人の老人が、繰り返し五体投地でお祈りを捧げていた。

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中庭に出ると、草を蓄え広々としていた。そこで住民集会のようなものも催されている。ぐるりと一周、マニ車を回しつつ入り口へと戻る。



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続いて、クジェ・ラカンへ。その昔、悪魔を退けるべくパドマ・サンバヴァが瞑想した洞穴があり、その際の背中の跡が壁に残っているとされる(クジェは、その跡を指す)。隣の堂にある別の洞穴では、罪がある者が入ると出てこれなくなるという言い伝えのものもあった。潜ってみたい、と申し出ると、「服が汚れるだけだから、止めておいた方がいいよ」とガイドのウゲンは言い、笑った。「ほら、穴の向こうがここから見えるよ。こっちからこう…続いているだけだよ」と。ああ、そういうものなのかと拍子抜けした。

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クジェ・ラカンの周りには、チョルテン(を模したもの)が壁の上にずらりと並んでいる。ひとつだけ青色に染められたものがあり、そこを基点に数えていくと全部で108個存在するらしい。奥の建物はお寺として機能しており、旅行者は立ち入り禁止となっており、外観だけ眺める。広い庭と背の高い建物が壁際に並んでいるその様は、学校のような印象も受ける。

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クジェ・ラカンを後にする際の門の足下。パイプが並んだ格子がはめられている。これは何かというと、牛が歩いてきて勝手に中に入るのを防ぐためのものだそうだ。牛の足は格子の隙間から踏み外してしまうので、中に入れない…らしい。ただ、見渡す限りは野良牛の類を見ることはなかった。



ここから、もうひとつ訪れる寺まで一寸ハイキングのように歩いていく。車から荷物を出して、てくてくと歩き出す。ここまででまだ午前中。昼前にも差し掛からない時間なのだからな…と、普段感じる時間の経過との違いを感じていた。

つづく
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by yoshi_nora | 2009-09-10 23:59 | 2009ブータン


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★3月下旬のタルバガンによるワークショップは中止にしました。日を改めて開催しますので、ご興味ございましたらお問い合わせください。

★のびやかなおんがくを奏でます。fokcea crispaはこちらから
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